前回記事
救急処置室で検査結果を待ちながら夫と他愛ないおしゃべりをして気を紛らわしていた。
しばらくして検査結果とともに医師が来た。
「チチさん、再梗塞ではありませんでした。でもこのまま帰すわけにはいかないので、今日は救命救急病棟に入院になります。」
良かった。再梗塞じゃなかった。
この瞬間、私は医師の言うこと何でも聞いちゃいます!何でも言ってください!なんなりと!ってくらい安心した。
素敵な看護師さん
夫にしばしのお別れ。
ハイタッチしてバイバイした。
移動は病院用リムジン(車イス)。
看護師さんがリムジンを押してくれて、私は点滴台を持ちナイス連携プレイ。
いつも大変助かっている。
救命救急病棟に到着し、病棟用の心電図モニターを付けるためすぐに看護師さんがやってきた。
看護師「チチさん、心電図付けますね。今日は大変でしたね。チチさんは看護師なんですか?」
私「はい。療養していてまだ復職できていませんが。へへへへ」
看護師さんはカルテを見たようだ。
丁寧で仕事熱心な人だなーという印象だった。
看護師さんが私の胸に心電図を付けながら何か話しかけてきてくれてるんだけど、私は上の空。
ジー(・_・)
ジー(・_・)
ジーーーーーーーーーーー(・_・)
私は聞いた。聞いてしまった。
私「看護師さん、大変失礼ですが女性ですか?」
看護師さんが笑っている。
看護師「僕は男ですよ!」
なんですってぇぇぇぇぇぇΣ(゚∀゚ノ)ノ
その看護師さん、ものすごく顔がキレイで整っていた。
中性的で漫画に出てきそうなお顔立ち。
看護師さんがかがんでて顔が目の前にあったからじーーっくり見てしまった。
顔が目の前にあったからっていうのは理由にならないんだけど本当にキレイで見惚れた。
私「失礼しました!すみません!目鼻立ちがとてもキレイで気付いたら見惚れてしまってまして(‘◉⌓◉’)」
目を見開きながら謝ったら笑って許してくれた。
優しい男性看護師さん、もう間違えません。
親友に連絡
心配しているキキとリリにLINEした。
3人のグループLINEは私の駆け込み寺のような存在でもある。
数日狭心症の症状が続いてたから、「明日目覚めないかも」って思いは強かった(•ө•)
だから朝起きたら、おはようのLINEをした日でもあり、抜かりなく私の夢の報告もした。
~その日の報告~
おはよう!
エステティシャンとのっぽ(夫)と3人でお風呂に入ろうとしていて、お湯が溜まるまで時間があったから「床を磨いてていいですか」って掃除しようとしたらエステティシャンに怒られて目が覚めた!!
「先生が3%になるまで動いたらダメって言ってたんじゃないんですか!!」って。
ウルトラマンみたいなことを言うエステティシャンだったな。
とにかく目が覚めてホッとした。
いつも以上に気をつけて過ごすね。
3って数字がキーワードかもしれない。。。(至ってマジメ)
そしてこの夢を見た日の夜入院になり、心配する2人に病棟での出来事を話していた。
消灯になり、同室の向かいのおじぃちゃんが「オッケイオッケイオッケイ」と規則的に言い続けていて、しばらくすると「はい、いらっしゃいー。はい、いらっしゃいー。」に進化した。
しかも看護師さん情報、おじぃちゃんだと思ってたらおばぁちゃんだった。
おばぁちゃんゴメンナサイ_| ̄|○
長いこと入院してたら感じ方が違うと思うんだけど、その時のおばぁちゃんの声は子守り歌のような心地良さだった。
おばぁちゃんは眠れなくてつらいかもしれないんだけど、私にとっては暗い部屋で心電図モニター音が鳴り響き続ける中、その声は生きてることを実感できて不安を和らげてくれた。
赤くピーコンピーコン。雰囲気が恐怖。
それなのにಥ_ಥ
素敵な男性看護師さんが気を遣ってくれて、私が眠れないだろうからと個室に移動することになった。
「全然大丈夫です!眠れます!気になりません!!全く気になりません!」
と伝えたんだけど、必死に遠慮する患者に見えてたようだ。
_| ̄|○
そして私はひとりになった。

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