狭心症

#74 溢れる欲と羞恥心

#73のつづき。

通院先の大学病院に着くと、10人以上のスタッフが待ってくれていた。

慌ただしく救急処置室に運ばれ、手術台に乗せられ、ミニオンズのフカフカパジャマを脱がされ、手術着になった。

コロナ検査をして心電図を装着し、採血、ルート確保、医師からの問診が始まった。

 

前日に胸痛があって安静にしてたのに、マシになったからといって夕方筋トレに行ったなんて絶対言えねぇ。。。

 

採血結果が出るまで1時間ほどかかる。

主症状や客観的に観察された結果、緊急性はないけど、あやしい。

心電図は正常だけど、やっぱりあやしい。

 

ということで、採血結果を救急処置室内で待つことになった。

緊急手術にはならなかったから、スタッフがほぼ全員退室して行った。

皆さんありがとう!!(^o^)/

 

一人の看護師が残って付き添ってくれることになった。

優しい看護師だった。

私のそばに立ち、

「意識があって良かったです。」

「救急隊から連絡あって、着くまでまだかまだかと思ってました。心配だったんですよ。」

「早く連絡くれて良かったです。」

と色々言葉をかけてくれて、採血結果が出るまで1時間くらいずっとそばにいてくれた。

どれだけ心強かったか(T_T)

それなのにアタシったらーಥ⁠╭⁠╮⁠ಥ

 

〜私の頭の中突っ走りスタート〜

 

もう胸痛発作こないんじゃね?

最悪な状況は脱したよな?

明日仕事の面接だ!( ゚д゚)ハッ!

帰らなきゃ!

夫はどこだ?

呼ばなきゃ!

 

〜〜私の頭の中完結〜〜

 

看護師に、私は言った。

「看護師さん、明日仕事の面接があるんです!
復職できるかどうかの大事な面接なんです!
私大丈夫そうだから帰らなきゃ。
帰った方がいいです。
採血結果も変わらないと思うし、夫と帰ります!」

 

看護師(・д・)
※何言ってんだこのバカちんはって目が言ってた。

(看護師には、私が同じ看護師だということは言っていません。絶対言えません(⁠─⁠.⁠─⁠|⁠|⁠))

 

さっきまで死ぬか生きるかを考えてたばかりなのに、

これ以上状態が悪くなる気がしなくなった途端、

欲が出てきた。

死ぬほどの痛みを味わったのも、どこ吹く風。

もうその時は仕事のことで頭がいっぱいだった。

アタクシ、働きたいマドモアゼル!

今日中に帰らなければっ!( •̀ㅁ•́;)

 

そこで医師が登場。

明日面接に行く気満々の私に医師は言った。

「詳しく検査した方がいいです。
直接心臓見た方がいいので、心臓カテーテル検査します。
今から入院になります。」

え。(⁠・⁠_⁠・⁠⁠)

 

看護師と目が合った。

看護師( ̄ー ̄)
※分かったか?入院しておとなしくしろって目が言ってた。

私は看護師に、ლ(´ڡ`ლ)テヘペロしといた。

 

夫もそこに呼ばれ、説明を受けた。

夫が隣に座り、手を握ってくれた。

相変わらず優しい。

夫チンゲール。

 

私は天井を見つめ考えた。

 

〜〜〜私の羞恥心大暴走〜〜〜

 

入院したらずっと心電図モニターされるから、ちょいちょいオッ○パイ出すよな!?

やだ恥ずかしい。

あれ? 私わき毛剃ってたかな。

Vラインお手入れしてたっけ?

 

〜〜〜私の頭の中モヤモヤ〜〜〜

 

 

生きるって、大変ヽ(^。^)ノ

 

 

※※※【18禁】※※※

 

 

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