前回記事
皆さんおはようございます\(^o^)/
今日も皆さんに穏やかな風が吹きますように!
それでは早速、血圧と動脈硬化の話に入りましょう。
高血圧の危険
血管を老化させる原因のうち、血管が一時的に硬くなることで大きな引き金となるのが高血圧です。
※血管が一時的に硬くなる原因は、高血圧、ストレス、寒さによる血管の収縮、睡眠不足、喫煙など
すでに述べたように、血管には心臓からの血液が勢いよく送り出され、血管自体もしなやかに収縮することから一定の圧力(血圧)がかかっているのです。
この血圧が正常な数値を保っているうちは問題がないのですが、高血圧で強い圧力にさらされる状態は血管に大きな負担となり、それが続くと血管の組織自体も本来のしなやかさや弾力を失い、硬く、厚く、狭くなって動脈硬化を引き起こします。
そもそも、私たちの血管は年齢によってどうしても硬くなりがちなため、内側にかかる圧力を柔軟に吸収できず血圧が高くなる傾向があるものです。
この血圧を上げる生活習慣のうち、最も良くないのが塩分の摂りすぎと、ストレスや緊張です。
※だから減塩大事。1日6グラム以下❤️
ストレスや緊張は、交感神経を優位にして血管も縮めるために血圧が上がりやすくなる。
動脈硬化の仕組み
・動脈硬化がサイレントキラーといわれる所以
多くの場合、動脈硬化は血液中の脂質、特にコレステロールのバランスが崩れて、悪玉と呼ばれるLDLコレステロールが増えすぎることから起こります。
第一段階では、増えてしまったLDLコレステロールが血管の壁を傷つけて内膜(血管内の内側の膜)に入りこみ、中膜と接するところにたまって「脂肪班」と呼ばれる塊を形成します。
これは放っておくとどんどん大きくなり、やがて「アテローム」 という腫れもの(プラーク)になっていきます。
アテロームは粥腫(じゅくしゅ)ともいい、その名のとおり内部にドロドロのお粥状のコレステロールが詰まっている状態です。
第二段階になると、このアテロームの中のコレステロールが活性酸素(老化物質)により酸化され、「オキシステロール」という物質に変化します。
この物質は毒性が高く、周辺の組織に炎症反応を起こすため、これをなんとかカバーしようと中膜から平滑筋細胞が炎症部分に移動してきて増えていきます。
そのせいで、内膜はどんどんと厚くなり、血管の内側は狭くなってしまうのです。
第三段階に至って炎症が慢性化してしまうと、アテロームの部分の被膜細胞は死んで薄くなり、破れやすくなります。
同時に、ストレスなどの影響で新生栄養血管から炎症部分への栄養補給も途絶え、内膜自体が壊死します。
薄くなっていた被膜や内膜が破れると、その出血を止めるため血小板が集まって「血栓」という塊をつくるため、それが血管に詰まって心筋梗塞などの血管事故を起こすのです。
小さな血栓が命取りになることが分かったと思います。
プラークの破裂で起こった出血を止めようと、血中を流れる血球成分の血小板が破裂箇所に集まることで起こります。
血小板は、血管が傷ついてしまったときに集まって傷口をふさぐ「血小板凝集」という働きを持っていて、
たとえば転んで膝をすりむいたときなど、出てきた血がじきに固まり、かさぶたになって出血が止まるのもこの血小板のおかげなのです。
血栓というのは、体の中、血管の内側で同じことが起こっている状態で、破れたプラークの部分を血栓(かさぶた)によって止血・修復してくれます。
ただ、やっかいなのは、できた血栓がその後も血液に溶けることなく、その場にとどまってしまうところにあります。
そこまでの段階で血管壁の内側が厚くなり、内側が狭くなった血管を血栓が塞ぐようになってしまうため、それより先に血液がほとんど流れなくなる。
すると、その部分の細胞には酸素も栄養も届かなくなり、じきに壊死してしまうのです。
こうしたことが、心臓自体に血液を供給している冠動脈に起こると、狭心症や心筋梗塞を引き起こし、脳の動脈で起これば脳梗塞が起こります。
昨日話したドロドロ血液の場合、ただでさえ血液の流れが悪く血栓ができやすいうえ、溶けにくいこともあって、重篤な血管事故につながりやすくなるのです。(松原、2020)
※私の場合、夏のまっただ中の今は、ドロドロ血液予防のため、1日に2リットル以上は水を飲むようにしています。まさに命の水。
動脈硬化の危険因子
1、高血圧
若いうちは血管に柔軟さがありますが、加齢とともに血管壁は硬くなり、流れも悪くなります。
その状態で塩分過多やストレスも加わると、負のスパイラルになります。高血圧予防は優先順位高しです。
タバコは血圧の急上昇を招きます。確実に動脈硬化が進みます。(わたしやないかいっ)
2、脂質異常、高血糖
善玉コレステロール(HDL)を増やし、悪玉コレステロール(LDL)を減らしましょう。
ドロドロ血液は動脈硬化を進ませてしまいます。
3、糖尿病
運動しましょう。食事習慣を見直しましょう。この習慣の見直しは、動脈硬化自体の予防・改善とまったく同じです。
4、喫煙
タバコヤメロ
5、肥満
動脈硬化への最悪のスパイラル。
加齢、食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足、喫煙、過度のストレス、遺伝的要因があります。
メタボは血管をじわじわ痛めつけます。
やはり食事と運動。生活習慣を改善しましょう。
6、ストレス
過度なストレスは万病の元です。
ストレスは交感神経を緊張状態にします。それにより血管の内側に高い圧力がかかり、高血圧にもなり動脈硬化につながるうえ、すでに動脈硬化が進んでいる場合は血栓の発生につながります。
今日のお話はここまでにしましょう!
皆さん、目がチカチカして疲れてませんか。
頭も心も休めるため、目を閉じリラックスしてから次のことをしましょっ
(*´∀`*)
高血圧と動脈硬化については、何度も読み返したり、ネットで調べたり、本を読んで知識を得たり、自分のこととして理解していただければ幸いです。
あなたが今おいくつなのか分かりませんが、今日より若い日はありません。
生活習慣を見直し、改善するなら「今日」なんだと思います。
あなたの今とこれからの健康な人生を願いつつ、私は頭を使って糖分を欲してるのでチョコレート食べて休憩しよう!
(`・ω・´)
[参考・引用文献]
「未然に動脈硬化症を防ぐ生活と食事」監修 松原英多、辰巳出版、2020

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血管の話、、、生きてく上で切っても切れないお話ですもんね。
そういえば今からお家出ますね