前回記事
12月の入院の話に戻ります(^o^)丿
入院2日目の12月2日、救命救急病棟に迎えが来た。
循環器内科の一般病棟に移動する時だ。
運転手付き病院用リムジン(車イス)に乗り込み、レッツゴー\(^o^)/
看護師さんとの会話
循環器内科の一般病棟に着いた。
病棟は2つに別れてて、今回は初めて入院する病棟で知らないスタッフばかりだった。
若い看護師さんがバイタルサイン(呼吸・体温・脈拍・血圧・痛み等)の測定に来てくれた。
看護師が体の観察をしてくれている時の会話で、
チチ「注射痕いっぱいです。今朝も逆血がなくて4回目で採血できました。」
看護師「チチさん、医療従事者ですか?もしかして看護師とか?」
チチ「お!? はい。休職中ですけどね。看護師です。」
看護師「やっぱり(☆▽☆)」
チチ「カルテ読んでくれたんですか?」
看護師「いえ、逆血って言ってたからもしかしてと思って!」
チチ「あ!そっか!専門用語でしたね。」
何気ない会話で無意識に出てきた言葉が「逆血」だったから、仕事からもう1年半も離れてるのに自然に出てくるんだなーとしみじみした。
親近感が湧いたようで看護師さんが目をキラキラさせてたから嬉しかった(*^^*)
主治医より
夕方になり主治医が来てくれた。
「チチさんどうですか?薬増やしたからね。胸痛発作がこないことを確認できるまで退院は待ってね。薬で調整できるから安心してね。」
主治医の顔見た瞬間泣きそうになってしまい、うなずくのがやっとだった。
前日死ぬかと思ったばかりだったから、主治医や医療従事者が近くにいてくれるのは安心したし心強かった。
今回追加された薬は「ニトロールカプセル」で、ニトログリセリンの持続する方。
ニトログリセリン→速攻型
ニトロール→持続型
冠動脈を瞬時に広げてくれるニトロが発作時用に処方されてたんだけど、今回からは常に冠動脈を広げてけいれんを予防するニトロールを追加して、発作を予防できるか経過を見ようってことになった。
またやらかす
安静時、時々胸が重苦しいような不快感が続いていた。
「胸痛発作がきてるわけじゃないからちょっと歩いてみようか?」とポンコツ悪魔のささやきが聞こえてきて私は迷わずその声に従った。
病棟内をゆっくり1周、2周、胸が重苦しい感じだけど「もう少し歩いちゃう?」とまたポンコツ悪魔がささやく。
そして私は返事をする。
「そうだね!歩いちゃおうぜ( ̄ー ̄)」
_| ̄|○
結局30分歩き、ベッドに戻ると胸が痛くて静かにした。
そこにリーダー看護師が来て、「今胸痛いでしょ?休んで。」と言いささっと去って行った。
ナースステーションでモニターしてた私の心電図に異常が出てバレたようだ。
強い胸痛発作がきたり入院すると一気に体力が落ちるから、なるべく歩きたかったんだけどまた焦っちゃった。
ぽりぽり(^^ゞ
ちょっと考える
考えても答えが出ないことを考えてしまった。
夜は特に。
その日の夜は長かった。
私は死ぬのがこわいのかな。
確かに、死ぬかと思ってこわかった。
けど私の病気は苦しまずに死ねる。
それが救いでもある。
朝起きてこないと思ってたら死んでた、とか、「痛い」と思った瞬間即死、とか。
そういう病気で死ねるのはラッキーだとさえ思う。
一番こわいのは、私がいなくなった後の残された家族の生活だった。
夫は物静かなタイプで、私の笑ってるところや笑い声に救われると言ってた。
私がいなくなったら家の中が静かになって、ワガママ言う人もいなくなって夫は寂しいだろうな。。。
黒猫太郎と柴キッズ3匹のお世話も1人でやらなきゃいけなくなるし、チビ達は私のことが大好きだから、帰ってこない私を待ち続けちゃうかな。。。
考えてもどうにもならないことをぐるぐる考えてしまい、眠れない夜になった。
何かしてないとネガティブに引っ張られてしまう。
でも頭の中でこだまのように響く。
「生きててくれてありがとう」
夫と親友がかけてくれた言葉のおかげで、生きてるだけでラッキーだねと自分に語りかける。
私は1人じゃない。
大切な人がいる。
それが私の生きる理由だと思った。

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