狭心症

#91 医師にエールを

 

2022年2月、入院中の話に戻ろう(^_^)/


仕事の面接日に心臓カテーテル検査になってしまい、焦っていた頃。

検査後は動脈の止血が必要だったから24時間安静でずっとベッド上にいた。


色々なことを考えた。

家族のこれからのこと。

からだのこと。

仕事のこと。

ゾンビ対策のこと。

死について。

私が色々考えている間にも時は進む。


入院した翌日の月曜日から退院の日まで、担当してくれた研修医がいた。

若めのメガネ男子。

物静かそうな、どこか自信なさげな、表情に活力がなかった。


疲れてるんだろうと思ってた。

循環器内科は激務。とにかく激務。

いつ家に帰ってるか不思議な世界。

私の主治医もいつも病院にいた。



ある日の朝食後にベッドでのんびり読書していたらメガネ先生がやって来た。


メガネ先生「チチさん、おはようございます。眠れましたか?」


私「眠れましたー!!おかげで久しぶりに安心して眠れました!!(⁠☆⁠▽⁠☆⁠)
ありがとうございました!」


という日常会話なんだけど、私の発言を聞いた瞬間、メガネ先生の顔が
パーッヾ(*´∀`*)ノ✧*。と明るくなった。

その時、私は思った。

メガネ先生病んでるかも(´・ω・`)


メガネ先生は体調を見に私のとこに来たはずなんだけど、なかなか去ろうとしない。

もう少しここにいたいのかな。


ヨシッ!オラの元気分けてやる(^o^)丿

ハツラツとした感じで話すようにした。

主に仕事復帰のことについてメガネ先生に聞いてもらった。

私が話を終えた感じになると、
「他に気になることはないですか?」と何度も聞いてくれた。


もしかしてここは避難場所??(・∀・)


活気のない表情で入ってきたメガネ先生の表情は、その時には明るくなっていた。


同じ医療者だから分かり合える部分がある。


私も新人の時や、仕事で疲れてたり悩んでいたりすると、『あの患者さんのとこに行って元気もらおう、癒やされよう』っていうことが何度もあった。


他愛もない話をしに患者さんの部屋へ行く。(*^。^*)


医療・福祉従事者にはあるあるなんだ。
(*^▽^*)



メガネ先生とバイバイする時、
「先生ガンバッ(๑•̀ㅂ•́)و✧ エールを送ってるからねっ」
ってビームを送っといた。



私が退院する直前、日常生活や仕事復帰についての注意点の指導のため、メガネ先生と初めて見る若い女医さんが2人でやってきた。


私は優等生の患者を演じていたから、元気よく、聞き分けのいい感じを全面に出し、

「ハイッ、ハイッ、ハイッ!
分かりました!
ありがとうございます!
ハイッ!」

と返事をしていた。


頭の中では、

退院したら伸び伸びしちゃうもんねー
お酒もちょっと飲んじゃおっかなー
帰りは焼肉食べて退院祝いにケーキ2個食べちゃうよー
( ̄ー ̄)ニヤリ


ってつぶやいてたどうしようもない患者なんだけど。



女医さんが話してる間、メガネ先生はずっと小さくなって黙っていた。

活気のない表情で、自信なさげな表情と雰囲気に戻っていた。


私はあえてメガネ先生に質問しようと、メガネ先生の目を見て質問するんだけど、さえぎるかのように女医さんが話し始めた。


女医さん強えぇぇ(^。^)


結局、最後までメガネ先生の言葉は聞けなかった。


最後に、満面の笑顔でアリガトウゴザイマシタ!とお礼を伝えた。


それが、私からメガネ先生へのエール。



メガネ先生、今も循環器内科にいるかな。

届けーーー(≧∇≦)/✧*。

 

 

 

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POSTED COMMENT

  1. アラレちゃん より:

    あなたの絵の破壊力は
    どんな感情の人をも笑顔にするよ。
    メガネ男子に絶対届いてる。

    • チチちゃん より:

      そうだといいな。ありがとう(^_^)
      私はアラレちゃんの笑顔の一助になれて嬉しい。

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