前回記事
病棟勤務2日間を終えて受診し、体調もすこぶる良く元気だったけど、病棟勤務3日目の朝は体力がなくなっていて少ししんどかった。
主治医からの助言
3月の夜に薬を飲み忘れて、翌朝に強烈な胸痛発作がきた日があった。
受診時に主治医からはまだ胸痛発作が起きやすい状態と言わていた。
けど、薬をしばらく飲んでいって、時間が経てば胸痛発作が起きにくくなってくるからね、とも言われた。
「チチさんは無理するからな~。リハビリの先生から、チチさんは無理しがちだからって聞きましたよ。色々無理しないでね。過度な負担がなければ働いて大丈夫です。」と注意を受けた。
無理せず生活していったら体が慣れて、私はまた今まで通り働けるようになる、夜勤もこなせる(`・ω・´)、と信じていた。
それは間違いなんだけどねಠ_ಠ
無理したら死ぬか悪化するかの病気であって、これまで通り働けるようになるわけじゃない。
無理しないことが、1日でも長く生きられるってことなのだ。
私は分かってるようで分かってなかった。
ここだけの話ね、分かりたくなかったかもしれない(・。・)
心臓病になって10ヶ月、やっと分からせてくれる人が現れた。
働けない体でしょ
病棟勤務3日目、出勤してすぐ師長に受診結果を報告した。
私「検査結果も順調で、内服薬もニコランジル(冠動脈拡張薬)が1日3回から2回に減りました。
受診も、1ヶ月に1回から2か月後の予定になりました。
ただ、先月は薬の飲み忘れで発作がきてしまいまして、まだ発作が起きやすい状態と言われました。
仕事は、無理せず徐々にできることを増やしていってと言われました。過度な負担は避けるようにと。
今後も体調管理に気をつけます。よろしくお願いします。」
師長「そうなんだね。
あなた夜勤できるって言ってたけど、自分で本当にできると思ってるの?
夜勤入りたいって言うけど自覚してるの?
自分の病気のこと分かってるよね?
本当に夜勤やるつもり?」
私「はい。夜勤できると思ってましたし、主治医からも、回復したら夜勤もできると言われています。
ですが、夜勤は入らない方向で考え直しました。日勤だけの勤務にします。」
師長「でしょ! 夜勤は無理だよ!
自覚してるんだね。良かった。」
私「はい。ご助言ありがとうございます。」
師長「私は循環器病棟で働いてたから心臓疾患のことよく分かるのよ。
あなたはね、働いちゃいけないと思うよ。
本当なら働くこと自体考え直さないとダメだよ。分かる?」
~~~チチ心のつぶやき~~~
循環器疾患のことよく分かってて、働くこと自体考え直せって言ってるのになんで初日から他のスタッフと同じことやらせたんだろう。
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私「はい。」
師長「まぁ、働きたいのは分かるからやってみたらいいんじゃない?はい、よろしく。」
私「お時間いただきました。ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。」
私は働ける
師長と話し終わり、業務に入った。
その日の担当部屋は、病棟の中で最も負担が大きい患者さんがいる部屋担当だった。
状態が悪く点滴をしている患者さん1人、その他の患者さんは要介助の人だったから体の負担が大きかった。
他患者さんの精神症状も重なり対応に追われる。
前までならこういうドタバタな状況はどんとこいだったのに、その時は不安だった。
こんなに休みなく動き回ってて、患者さんを何人も持ち上げたりして疲れが出てきているのが分かった。
これはやり過ぎてる、少し休まなきゃ。
けど休みたくない。働けるとこを見せなきゃ!!(๑•̀ㅂ•́)و✧
私は働けるとこを見せたかった。
ただもうこれ以上は、、、まずい。
忙しいし、働けるところを見せたいし、休憩したいと言えずにいた。
患者さんの点滴を刺し換えた後、ゆっくり動いてみた。
スタスタ歩くのをゆっくり。
テキパキ動いてたのをそーっと。
そうしていると先輩から、
「そんなにゆっくりしてたら仕事回らないよ」と注意を受けた。
すみません!と返事をし、時間内で仕事ができるようペースを上げた。
私は働ける?
朝に師長から言われたことがずっと頭から離れなかった。
仕事が終わり、帰り道でも考えていた。
私は働ける、主治医も働けるって言ってくれてる!
無理をしなければ働けるって!
無理ってなんだよ。私働けるし!
自分に言い聞かせていた。
本当は無理しているのが分かっていた。
体がしんどかった。
心もつらかった。
私は本当に働けない体なのか。
もう前みたいに働けないのかな。。
働けなくなるの、こわいよ。。。
電車の中でチチ母にLINEを送った。
「心臓に負担をかける生活をしてるのは分かってるつもりなんだけどさ、働けなくなるのがこわくて頑張っちゃうんだよー。
あー、無理してるわって思っても、休みたいって言えない。この先どうやって生きていったらいいのか。」
生きてるだけで奇跡なのに、私の働きたい欲はノンストップ_| ̄|○
「足るを知る」
この言葉の重みを私は分かっていなかった。
職場から地元の駅に着き、夫と待ち合わせていた薬局へ向かった。
すでにその時には疲れとストレスで私の心臓は『もう休ませてくれ!!』と訴える直前だった。

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