心筋梗塞の前兆

#21 呼吸困難ではなく胸痛だった①

夜勤中に出てきた症状は、右下腹部痛、呼吸困難、高血圧、嘔吐だった。

 

翌日の6月25日、朝早く家を出発した。

バス停まで向かっている時も、苦しくて動けなかった。

この頃の苦しさはもう明確に言葉では言い表わせないような症状だった。

胸が焼けるような、熱いような、痛いような、心臓を握り潰されるような、強烈な不快感だった。

それまで毎日のようにうずくまっていたら歩行者に見られることもあった。

時には救急車を呼ぶか聞いてくれるんだけど、この苦痛は休んだら治まるって分かってたから、毎回断っていた。

 

病院に着いてから詳しい検査をした。

半日かかってようやく解明されたことは、呼吸器疾患ではないことだった。

医師「呼吸器には今のところ異常はないよ。苦しさがあったりなかったりっていうのが問題。その症状もしかしたら胸の痛みかもしれないし。循環器で検査してみた方がいいかも。内科的な異常がなければメンタルからきてるかもしれない。検査して色々つぶしてって原因を調べた方がいいよ。」

 

はぁ。やっぱそうだ。そうだよね。

呼吸器疾患は否定された。

2ヶ月も苦痛だったこの症状は胸痛だったんだ。

こんなに苦しいのにSPO2(血中酸素)は基準値内だし、”なんなんだ”という疑問が解決できただけでもだいぶホッとした。

 

6月26日は土曜日だった。

日勤の前にジムに行ってウォーキングマシンで歩いてる時に、痛みがきた。

だるくて、体が重くて、胸も痛い。

職場に電話した。

何が何でも仕事は休みたくなかったけど、やっと、「体調が悪いから休みます」と言えた。

 

家に帰ると、黒猫太郎と柴キッズが、こんなに早く帰ってきてくれたの!?って言いながら私の帰宅に喜びを爆発させていた。

まぁ、黒猫太郎はチラッとベッドから顔を上げて私を見ただけだったけど。

喜んでるのは伝わった。

 

その日は安静にした。

土日は病院やってないし。

7月入ってすぐに循環器内科を受診しようと考えていたんだけど、、、

 

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