急性心筋梗塞

#36 ハイテンションの入院生活②

入院生活中は、ご飯とリハビリと検査以外は何もすることがなかった。

シャワーも一人で浴びてオッケイとの許可がおりたから、念入りにゴシゴシ。

抜け毛がすさまじかった。

ストレスなのか、環境の変化なのか原因は分からないけど、この入院を期に私の前髪は薄くなり、大量に減った。

_| ̄|○

 

リハビリは、入院患者専用の大きいリハビリ室で行われた。

移動はいつも運転手付きリムジンだった。

私は主に自転車をこぐ有酸素運動をして、ゆっくり30分こげるようにもなった。

日によって体調はまちまちで、歩行訓練で数メートル歩いたらすぐ血圧低下して動けなくなったり、

検査室まで運転手付きリムジンで連れてってもらい、帰りは歩きで帰れます!と介助スタッフさんに伝えてはりきって座っていたら気分が悪くなって座ってられなくなり、介助さんにまた迎えに来てもらうこともしばしばあった。

 

リハビリの先生たちは20代が多く、フレッシュな空気に包まれていた。

リハビリ室で看護師やリハビリの先生たちと話せることは、入院中のひとつの楽しみになっていた。

ある時は、自転車を高速こぎしようとしたら、

「やめてください。」

と注意され、

またある時は、リハビリ室に到着した時

「ウェーーーイヽ(^。^)ノ」と言って挨拶したら

血圧が188/146mmHgで大変なことになり

「チチさん静かにしてくださいしゃべらないでください座っててください」

と注意され数分座らされた。

そしてまたある時は、

「腹囲を測りますよー」と言われたから思いっきり息を吸いお腹をへこませたら、

「ズルはやめてください」

と注意され、

身長を測る時は大きく見せるためさりげなく背伸びしたら

「バレてますよ」と淡々と言われ、結局154センチになってしまった。

 

若者たちよ、羽ばたけ。

 

リハビリ室の看護師も優しかった。

私は人より血管を守らないといけない体になったから、減塩しなきゃいけなかった。

塩分を1日6グラム以下に抑える必要があり、薄味を中心に食生活を変えるため、看護師が親身に教えてくれた。

メモしてくれたり、写真を印刷して渡してくれたり、私が退院しても困らないようサポートしてくれた。

今も大事にしまってある。

 

ききちゃんとりりちゃんとは毎日LINEをしていて、いつも通りの各々マイペースなやり取りだった。

 

ききちゃん『のっぽさん(私の夫)ほんとに心配してたよね。

ほんとにほんとに良かった!

のっぽさんの心マのおかげで意識戻ったんだもんね。

チチは夜勤やめて、専業主婦だ!

ノーストレスで。』

 

『そうしよう!

ききちゃんに連絡したのも、たぶん一人じゃ抱えられなかったかもね。

夫が自分から誰かに頼ったの初めてだよ。

身内でもお願いしたことないよ』

 

ききちゃん『お役に立てたのなら、横浜に住んでいた意味がありました。

私も嬉しかった! のっぽさんが連絡くれて』

 

『うん!ほんとありがとう』

 

りりちゃん『まじか! すごい、愛だ。

ほんとのっぽさんお疲れさま!!

チチ戻ってきてほんとによかった!!

うんうん、夜勤やめよう!!!』

 

『ほんとねー!

扶養範囲内でちょっと社会貢献して、夫のための時間を生きていきたいなーと思っているよ。(入院中だけ)

たださ、自由時間がたっぷりできるさ?

たぶん千葉(ききちゃんの引っ越し先)と栃木(りりちゃん在住)はしごして遊びに行っちゃうヨ?

自由サイコー!』

 

(・_・)

皆さんならもう気付いていると思います。

SO、脳天気チチ大暴走。

「己の状況を分かっていない」と言いたいのをどうかこらえていただきたい。

なんてったって、この後たくさん言いたくなる場面が出てきます(#^.^#)

まだまだ序の口だゼ❤️

—————————————————-

入院中は4人部屋だった。

病気になってもハイテンションは変わらずだったけど、病室では静かに過ごしていた。

同室の患者さんはおばぁちゃんだった。

食事する音が響き、話し声が全部聞こえる。

足音で誰が入ってきたかも分かるようになってた。

消灯前の夜、小声で電話で話す声が聞こえた。

おばぁちゃんが娘さんと話しているようだ。

病状は重く、長く入院している内容だった。

おばぁちゃん、すすり泣いていた。

泣きながら子どもに話してて、聞こえてくる音に胸が苦しくなった。

家に帰りたいんだろうな、、、。

そうだよ。みんな帰りたい。

1秒でも早く帰るためにリハビリがんばってるんだよね。

今、あのおばぁちゃんはどうしてるんだろう。

家に帰れたかな。

どうか、元気でいて欲しい。

 

退院が近くなってきたので、そのお話の前に、皆さんに講義してから退院の話題に進もうと思います!

高血圧や動脈硬化、血液をサラッサラにするお薬について等、チチのアッチアチの講義を開講します

数日間になると思うので、お付き合いよろしくお願いします(*^_^*)

 

心臓病やその他、なんでもいいので、気になっていることがあればコメントでリクエストを言ってください。

コメントくださったらブログにて分かる範囲で説明させていただきます。

(^_^)/

 

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POSTED COMMENT

  1. 山中人 より:

    いやいやいや、
    「己の状況をわかってない」
    なんてそんな甘いもんじゃない‼️笑

    心配してる人たちからしたら、なにもわかってないなんて言葉でも収まらない‼️

    もうね、声を大にして言いたい。
    ほんっとどうしようもねーな‼️笑

  2. チチちゃん より:

    >>1
    山中人さん、、、、

    _| ̄|○←大反省中、猛反省中、うなだれ中、安静中

  3. りりちゃん より:

    リハの先生との会話めちゃわろた!!!
    さすがチチさん!!絵もめちゃくちゃ魅力的!!

    そしておばーちゃん…( ; ; )

  4. チチちゃん より:

    >>3
    りりちゃんありがとう
    私はりりちゃんの通常運転だね!に笑ったわ!(笑)

  5. 海苔まゆげの人 より:

    入院中は自慢の天パーが大爆発してる?!?笑
    身長測定の時に、背伸びどころか胴が伸びてて、超人ハルクみたいになってるし!笑
    楽しそうな入院生活で良かったなー!笑

  6. チチちゃん より:

    >>5
    海老まゆ毛の人誰だか分からないけどとにかくありがとう! 周りの人たちががんばってくれたから私の命がつながったんだし入院中も楽しかった!

  7. チチちゃん より:

    >>5
    海苔まゆげ人さんすみません!読み間違えてました!まぎらわしかったです!

  8. 山中人(嫁) より:

    なーーんも言うこと聞かねぇなこの人って
    絶対思われていたはず…
    でも逆を言えば、色んなことに全力で取り組み
    たいところを制限されてるチチさん…

    すごい状況を乗り越えたのに…
    そうだったんだ…と
    読んでいて泣きそうになるのに…

    絵で すべて笑いに吹っ飛んでしまう(笑)

    秀逸!

    そんな状況でも、同部屋のおばあちゃんを
    気遣えるのは さすがの人柄ですね。

    今後は、チチさんのノーテンキテンションを、
    のっぽさんと共に!✨セーブします✊笑
    だから言うこと聞いてくれ。
    若者たちよ、羽ばたけ。なんて言わせねぇ

    塩分1日6グラム以下っと…✍️カキカキ

  9. チチちゃん より:

    >>8
    笑っちゃった(笑)
    そうだね、若者よ羽ばたけなんて言ってる場合じゃねぇ(笑)
    倒れてから1年経つのに、、、まだまだ自己管理が難しい。
    ご指導にご助言、ストップ係よろしくお願いします!

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