前回記事 #81 痛みに耐えながら遺す家族を想う
2月15日、24時間やってた左手首の圧迫止血と点滴が終わり、病衣からクマさんのパジャマに着替えた。
前日は色々考えてメンタルが弱ったけど、限りある命、いつまでも弱ってるわけにはいかない(`・ω・´)
医師と話した後、冠攣縮性狭心症について調べて少し知識を付けといた。
『退院したら自分にやれることをやろう、無理はしない、よし、これでイコウ!!』
気持ちを切り替え、入院生活を満喫することにした。
夫が持ってきてくれた本を窓辺で読みふけり、
夕焼けを眺めながらぼーっとして、
病棟に響く色んな音に耳をすませた。
私、生きてる。
生きるっていいな。
病院内や、窓から見える人々を眺めながら、
人の営みが尊くなる。
チチちゃんたそがれ女子(・∀・)
そしていつも通りになった私は、いつも通りの思考を発動。
【ここでゾンビとどう戦うか】
真剣に言っている。
本当に真剣に言っている。
その日夫に送信したLINEには、
『大学病院は隠れるところたくさんあるしドアも頑丈だからいいんだけど、
食料調達が厳しいから長居はできないだろう。
武器は色々揃えられる。
点滴台はかなりいい武器になるよ。』
夫はスルーしたみたいだ。
返信がなかった。
数年前にウォーキングデッドを観て、ゾンビ映画が好きになった。
サバイバルがワクワクするし、生き残る人の共通点を分析するのも面白い。
ゾンビ映画には、人間の本質や生命力、知恵が詰まりまくっている。
ここで皆さんに大切な情報を知らせよう。
以前、CDC(米国疾病予防管理センター)で行われたゾンビの研究発表の時は、立ち見が出るほど世界中から研究者が集まった。
現在も、ゾンビが発生したと仮定した時のゾンビ対策マニュアルがちゃんと作られている。
CDC−感染症対策の総合研究所。
世界中の感染対策は、このCDCガイドラインに則っている。
ゾンビに戻ろう(`・ω・´)ゞ
入院している病院は、コンクリートで頑丈だし、部屋数がたくさんあるから身を隠しやすい。
武器になる物もたくさんあるし、防御するための物品は山ほどある。
しかも、薬が大量にあるから病人も生き延びられる希望の場所だ。
でもねでもね?
人がたくさんいるから、危険極まりない場所でもあるんだ。
だから、逃げ込む所ではない。
どんなゾンビかにもよるけど、ゾンビが発生したら、病院内から早く逃げ出すことをオススメする。
病人は、ちゃんとお薬持つんだぞ
(`・ω・´)
そういうわけで、病院でのサバイバルを考えながら、読書したり景色を眺めたり、なかなか楽しい入院生活を送っていた。
そんな時、沖縄にいるチチ父から電話があった。
チチ父「チチ、お父さんだよ。」
私「 おう。お父さん。知ってるぜ。」
チチ父「チチ、あのよ、」
私「おう、お父さん、なんだい、どうしたんだい、お父さん(・∀・)」
父から驚きの言葉が出てきた。
何年も連絡を取ってないチチ母とチチ姉のことだった。
つづく。

一家に一冊
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